FIRE生活の「メリット5選」VS「デメリット5選」

FIRE生活の「メリット5選」VS「デメリット5選」
目次

FIRE生活突入後のメリット・デメリットを整理しました

ヒイラギ

今回はFIRE生活のメリット・デメリットを取り上げてみようと思うんだ

助手のひつじくん

FIRE生活にメリットがあるのは分かるけど、デメリットってある?

ヒイラギ

実際、FIRE生活に入ってから分かることもやっぱり色々あったんだよね

助手のひつじくん

へええ〜
じゃあ、さっそく教えて!

FIRE(セミリタイア )生活後のメリット

働くか、働かないかの選択ができる

助手のひつじくん

まあ、FIREの一番の目的はコレだよね

ヒイラギ

そうだね。FIREの最大のメリットは、会社に縛られる必要がない、「働く」のか「働かない」のか、それを決めるには自分次第ということだね

会社に縛られる限り、平日はずっと仕事があります。定時が過ぎても上司の顔色を窺いながら思う時間に帰れない、なんてことは多くの日本企業でいまだに根付いている変な文化でしょう。

ヒイラギ

元の勤務先はいまだに上司より遅く帰ると周りの目が、とか、就業時間以後に仕事が飛んでくるとか、ざらだったもんなあ・・・

FIREを達成してしまえば、自由な時間を手に入れることができるので、いつだって「自分の好きなこと」が「自分の好きな場所」でできてしまいます

助手のひつじくん

ある日思い立って、沖縄で生活し始める、なんていうこともできちゃうもんね!

ヒイラギ

子どもがいるとなかなかそうも行かないけど、独身だとやってたかもねw

人間関係を自分で自由に選択できる

人が会社で生きていく最大の悩みは人間関係でしょう。

助手のひつじくん

サラリーマンが会社を辞めたい理由ナンバーワンだね

ヒイラギ

これまで私が生きてきた中で学んだこととして、世の中にはどうやら全体の5%程度は、どうやっても自分とは分かり合えない、分かり合いたくも無い人種が残念ながらいるようだ、ということなんだよね

助手のひつじくん

20人に1人か〜
まあ、それくらいいそうだそうね

ヒイラギ

会社のように閉じた世界だと、それが一層顕著なんだよね。直属の上司が自分が分かり合えない人種であった時の絶望感たるや・・・

助手のひつじくん

逃げるに逃げられないもんね・・・

ヒイラギ

そういった上司からのパワハラなど、一方的な悪意に対して会社という鳥籠では逃げ場がないしね

FIREを達成すれば、環境をリセットすることができます。

誰と付き合って、何をするのか、を自分で決定できることも、FIREの非常に大きな魅力の一つです

ヒイラギ

そもそも付き合いたくない人には最初から近付かない、という選択肢が取れるのがFIRE生活の醍醐味だよね

助手のひつじくん

人間関係で悩んでいるサラリーマン、ホント多いもんね・・・

満員電車に乗らなくて良い

ヒイラギ

満員電車に乗らなくてよい、これだけで相当な魅力だよ

助手のひつじくん

コロナで一時期はぐっと減ったけど、特に東京圏とかひどいもんね

ヒイラギ

人によって程度の差はあるかけど、満員電車は本当に苦痛だったよ。満員電車に乗りたくが無いためだけに会社の近くに引っ越しをしたくらいだし・・・

最近でこそ、リモートワークが徐々に普及を始めてきて、会社によっては通勤電車の頻度は下がっては来たようですが、わざわざ混む電車に乗る必要も無くなる、というのも、FIRE生活の大きなメリットの一つです。

ヒイラギ

アメリカの研究では「配偶者を亡くした悲しみより、通勤電車に毎日乗る辛さ」の方が心理的負担が大きいんだって

助手のひつじくん

すごい研究だね・・・
にしても、精神的ダメージは毎日じわじわと責め立てられる方がきついってことなのか

自分の好きなことに注力して集中できる

ヒイラギ

自分の好きなことに注力できるのも素晴らしいメリットだね

助手のひつじくん

好きなことに集中できるのは良いよね

ヒイラギ

これまでも、ブログで資産運用やマネーハックの話を書きたかったんだけど、これまでは仕事、仕事で時間がほとんど取れなかったんだよね

諦めかけていた自分の夢に再チャレンジ出来るのは、本当の意味で自分の人生を生きている、と実感する瞬間です。

無駄遣いをしなくなる

ヒイラギ

FIRE生活に突入してから感じたのは無駄遣いをしなくなったんだよね

助手のひつじくん

それもFIREの効果なの?

ヒイラギ

会社に勤めていた時は、人間関係のストレスだとか、仕事のプレッシャーを解消するために、ついつい発散するための無駄遣いを、なんてことがよくあったけど、今は本当に必要なものしか買わなくなったよ

助手のひつじくん

なるほどね。ストレスからの衝動買いみたいなものがなくなるのか

ヒイラギ

あと、会社員時代は多忙だったから、光熱費とかの固定費についても見直しの時間が取れるようになったとか、税金・社会保険の勉強をもっとできるようになったとか、その辺が結果的に節約につながっているね

FIRE(セミリタイア )生活後のデメリット

ヒイラギ

ここからはデメリット編です

安定的な定期収入(給料)がなくなる

ヒイラギ

FIRE最大のデメリットは「定期収入」が途絶えてしまうことだね。
資産運用の比重が重いから、株式の市場動向などに心が大きく揺らいでしまうことがあるよ

助手のひつじくん

これは完全にサラリーマンとFIRE生活とのトレードオフだからしょうがないよね

ヒイラギ

毎月一定額が自動的に振り込まれる「給料」の大切さを肌身で感じるよ。まあ、これはリスクを背負った結果なので、致し方ないけどね

保有金融資産の取り崩しに恐怖心を覚える

ヒイラギ

FIRE生活の生活費はトリニティスタディ(4%ルール)を前提にしているけど、やっぱり資産取り崩しは結構心理的に来るものがあるね

助手のひつじくん

トリニティスタディの解説記事はこちらから

人間というものは、いったん手に入れたものは手放したくないと思うもので(動物的本能だそうです)、毎年のように、自分が築き上げた物を少しずつとは言え、失っていく恐怖心はかなりの心理的プレッシャーとなります。

資産運用・税金・社会保険の知識のアップデートが絶えず必要

ヒイラギ

これは明確なデメリットというわけではありませんが、資産運用に伴う株式市場の動向や税金の話は絶えずアップデートしていく必要があります

助手のひつじくん

これはサラリーマン時代にもある程度必要だけどね

ヒイラギ

そうだね。ただ、FIRE生活だと、税金・社会保険関係の話は知らないと、それだけで大損する可能性があったりするしね

助手のひつじくん

FIRE生活のお供のマイクロ法人とかだよね。
マイクロ法人についての記事はこちらからどうぞ

キャリア形成が中断され、再就職し辛くなる

ヒイラギ

FIREを達成すると、会社を辞めてからの以降のキャリア形成が切れるんだよね。いざサラリーマンに戻ろうと思っても、退職後の年数が経過していると、キャリアが繋がらず、会社員としての社会復帰が難しくなることはあらかじめ理解しておいた方が良い

助手のひつじくん

これが一番怖いかもね

ヒイラギ

30代、40代だと、まだなんとかなるけど、50代で相当な年数、キャリアが空白になってしまっていると、再就職の道が途絶えてしまう可能性が高いんだよね

社会から隔離されてしまう(ように感じる)

ヒイラギ

自由と孤独は表裏一体、といいますが、全てが自由である反面、FIRE後は社会との断絶を感じやすくなるね

助手のひつじくん

まあ、事業とか副業とか持っていればそうでもないんだろうだけどね

ヒイラギ

特に、独身の方で、これといった趣味がなく、友人も少ない方は注意した方が良いですね。
孤独を埋めたいために、夜のお店で寂しさを埋めた結果、FIRE生活基盤となるお金に手をつけてしまう、といったことも良く聞く話なので・・・

FIRE生活突入後の株式市場の暴落とその対策

ヒイラギ

FIRE生活は一つのゴールだけど、一方でスタートでもあるんだよね

助手のひつじくん

確かに、達成して燃え尽きる、なんてのが一番よくないパターンだよね

ヒイラギ

FIRE生活を進めていく中では、様々なリスクがあることは考えておくべきだね。FIREに移行した後の生活でそう言った不測の事態に見舞われると、パニックになるよ・・・

助手のひつじくん

人生、何が起きるかなんて分からないもんね

ヒイラギ

あと、株とか不動産でFIREを達成した人は、予定外の出費用にキャッシュの比率はある程度高めておくべきですね。次のミニコラムでご紹介します

【ミニコラム】現金クッションと利回りシールド

いくら、株式市場の過去30年間のリターンが7%見込めるとはいっても、保有しているキャッシュを全額株式市場にインしてしまうと、FIRE生活が破綻してしまう恐れがあります。

なお、過去からの株式市場における経験則として、最悪でも暴落から5年程度あれば元の株価まで戻ることが統計上分かっています

助手のひつじくん

5年間かあ〜
実際にその時期に当たると長く感じそうだなあ・・・

ヒイラギ

ちなみに、過去の暴落のデータにおける復活期間は概ね2年間が中央値なんだよね

助手のひつじくん

5年は本当の最悪期、ということだね

ヒイラギ

そうだね。で、その期間を耐えるための方法として注目されているのが「現金クッション」という考え方なんだ

助手のひつじくん

現金クッション?

生活防衛資金:現金クッションという考え方

米国でのFIREムーブメントの第一人者で「FIRE 最強の早期リタイア術」の著者であるクリスティー・シェン(自身もFIRE達成者)が、著書の中で「現金クッション」という考え方を示しています。

著書の中では、FIREを失敗してしまう大きな原因の一つとして「FIRE後の最初の5年間で、いきなり大規模な株価の暴落に遭遇してしまう」ことを挙げています。

株価暴落→資産が思いっきり減っている中で、4%ずつ削っていくことになると、株価の上昇局面に入っても元本が縮小している訳なんで、ジリ貧のままゲームオーバーということになってしまいます。

これを避けるために著書の中で紹介されているのが、「5年間分の生活防衛資金」をキャッシュで保有しておくことにより、10年に1回の頻度で発生してしまう◯○ショックを回避する、という発想です。

現金クッションの算定式は以下のように定義されています。

算定式:現金クッション=(年間支出−年間利回り)×株価暴落の年数
具体例:現金クッション=(600万円−1億円×2.5%)×5年=1,750万円

助手のひつじくん

年間支出と年間利回りを算定するための保有金融資産額は人によって違うので、自分のデータに当てはめてみてね!

ヒイラギ

この書籍を紹介しておくね。米国でFIREを達成した人なので、日本とは若干違うところはあるけど、根底の考えは同じだよ。FIRE書籍としてオススメ!

ヒイラギ

で、もう一つ、この書籍の中で紹介されている考え方が「利回りシールド」なんだ

助手のひつじくん

これまた聞いたことない単語だなあ・・・
シールドなので、防御力アップ!みたいな?

利回りシールドという考え方

「FIRE 最強の早期リタイア術」(著者:クリスティー・シェン)の中では、利回りシールドという考え方も紹介されています。

これは資産の一部を高配当銘柄に一時的に置き換えることによって、現金クッションとの合わせ技で暴落に立ち向かおうとする考え方です。

先ほどの現金クッションの算定式において、利回りは2.5%とみていましたが、これを高配当銘柄で仮に倍の5.0%にできたとすると、下記のように現金クッションの必要額が1,750万円から一気に1/3以下の500万円まで引き下がることになります。

具体例:現金クッション=(600万円−1億円×5.0%)×5年=500万円

助手のひつじくん

高配当株で固めて、安全性を高めるという戦略だね

ヒイラギ

そうだね。
ただ、この利回りシールドは賛否両論あるけどね

助手のひつじくん

え?なんで?

ヒイラギ

高配当株って結局オールドエコノミーの銘柄が多いんだよね。
これだと、未来の成長に賭けて大きな利益を得るハイグロース銘柄の成長性を捨てることになるんだよ

助手のひつじくん

高配当銘柄で固めていると、GAFAMみたいに大きく値上がりする株を見逃しちゃうってことだね

ヒイラギ

そうだね。もちろん、分散するのはありだけど、比重を高配当株に固め過ぎるのはちょっとオススメしづらいかなあ

まとめ:FIREのメリットとデメリットをしっかり抑えて対策を!

ヒイラギ

以上がFIRE生活のメリット、デメリットだね

助手のひつじくん

まあ、何事もオモテの面もあれば、ウラの面もあるよねえ

ヒイラギ

デメリット、リスクは確かにあるよね。
肝心なのは、どこにデメリットやリスクがあって、それに対してどう備えていくのか、ということをしっかりと考えておくことです。
特に、「○○ショック」による株価暴落が一番のリスクだね

助手のひつじくん

それに対抗する対策案が今回紹介した「現金クッション」とか「利回りシールド」だね

ヒイラギ

メリットとデメリット、リスクをしっかりと押さえた上で、着実なFIREを目指していこう!

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